ショート動画の収益化条件をTikTokとYouTubeで比較|1分以上・フォロワー1万人の壁と時給の計算

ショート動画の収益化条件をTikTokとYouTubeで比較|1分以上・フォロワー1万人の壁と時給の計算

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

こんにちは、YAMAZAKI JOB MEDIA編集長の山崎正義です。副業詐欺で300万円の借金を背負い、そこから地道な副業で立て直すまでに130件以上の案件を調べてきました。

この記事では、TikTokとYouTubeショートで「動画の再生」からお金を受け取るには何が必要かを、両社の公式ヘルプで確かめた内容(2026年10月時点)で比べます。あわせて、受け取った金額を時給に直す計算と、「ショート動画で放置収入」をうたう勧誘の見分け方を整理します。

目次

結論|TikTokは「1分以上の動画+フォロワー1万人」、YouTubeショートは「登録者1,000人+1,000万回」から

先に答えを書きます。TikTokで再生に応じた報酬を受け取る「Creator Rewards Program」は、18歳以上・フォロワー1万人以上・過去30日の動画視聴10万回以上が参加条件で、報酬の対象は長さ1分以上の動画だけです。YouTubeショートの広告収益は、登録者1,000人以上と、直近90日のショート視聴1,000万回以上(または長尺動画の再生時間4,000時間)でYouTubeパートナープログラムに参加して受け取ります。どちらも、条件を満たすまで再生からの収入はゼロです。

項目 内容
どんな仕事? 自分で企画・撮影・編集した短い動画をTikTokやYouTubeに投稿し、再生のされ方に応じた報酬や広告収益の分配をプラットフォームから受け取る
どのくらい稼げる? どちらも「1再生いくら」の固定単価は公表していません。仕組み(TikTokは有効視聴1,000回あたりの収益額、YouTubeショートは分配率45%)だけが公表されているので、時給に直す計算は本文で
始めるのに必要なもの 撮影・編集できるスマホ、本人の氏名・生年月日で登録したアカウント(TikTokは個人アカウント)。参加の申し込みにお金はかからない
気をつける点 他人の動画の転載・少し加工しただけの動画は報酬の対象外。フォロワーや再生回数を「買う」と参加資格を失うおそれがある

ほかの副業との比較は副業の種類一覧へ。

どんな仕事?|「ショート動画で稼ぐ」の中身は3つに分かれる

「ショート動画で稼ぐ」と一口に言っても、お金の出どころは違います。この記事で扱うのは①のプラットフォームから受け取るお金です。

お金の出どころ 例 この記事での扱い
① プラットフォームからの報酬・広告収益の分配 TikTok Creator Rewards Program、YouTubeショートの広告収益 本文で比較
② 企業からの案件(PR投稿) 商品を紹介する動画の制作料 広告表記(ステマ規制)が必要。TikTokでは広告・スポンサー動画はCreator Rewards Programの報酬対象外
③ 他人の動画を作る仕事 ショート動画の編集代行 1本ごとに報酬が出る請負の仕事。動画編集副業の始め方で整理

収益化の条件をTikTokとYouTubeショートで比べる(2026年10月時点)

TikTokはサポートページ「Creator Rewards Program」、YouTubeは公式ヘルプ「YouTubeパートナープログラムの概要と利用資格」の記載です。

項目 TikTok(Creator Rewards Program) YouTubeショート(パートナープログラム)
年齢 18歳以上(韓国は19歳以上) 収益を受け取るAdSenseアカウントは18歳以上
フォロワー・登録者 フォロワー1万人以上 チャンネル登録者1,000人以上
再生の条件 過去30日の動画視聴10万回以上 直近90日のショート視聴1,000万回以上(または直近12か月の長尺動画の再生時間4,000時間以上)
対象になる動画の長さ 1分以上 ショート動画(最長3分)。長尺動画は別枠で広告収益の対象
アカウントの種類 個人アカウントのみ(ビジネス・政治団体・政府機関のアカウントは対象外) 2段階認証をオンにしたGoogleアカウント+YouTube向けAdSense
お金の決まり方 「おすすめ」フィードの有効視聴数×有効視聴1,000回あたりの収益額(RPM)+追加報酬 ショートフィードの広告収益をプールし、再生回数に応じて割り当てた額の45%
審査 アプリのTikTok Studioから申請し、約3日以内に返信 通常1か月程度

見落としやすいのは、TikTokの報酬は「ショート」と呼べない1分以上の動画にしか付かない点です。15秒〜30秒の動画をたくさん投稿してフォロワーが増えても、その動画自体は再生報酬の対象になりません。逆にYouTubeは、ショートで見られた分を長尺動画の4,000時間に数えません。どちらに力を入れるかで、作る動画の長さが変わります。

TikTokの「有効視聴」として数えられないもの

TikTokのサポートページによると、報酬は1本の動画の「おすすめ」フィードでの有効視聴が1,000回に達してから発生し始めます。次の視聴は有効視聴に数えられません。

  • 5秒未満の視聴
  • 同じアカウントからの2回目以降の視聴(1本につき1回だけ数える)
  • 「興味なし」を送ったユーザーの視聴
  • 宣伝による視聴、有料の視聴、不正・人為的な視聴

YouTubeショートは2027年2月から条件が2倍に

YouTubeは2026年8月10日(現地時間)の公式ブログで、2027年2月1日から広告収益の段階に新しく参加する人の条件を、ショート視聴は直近90日で2,000万回、長尺動画は直近365日で8,000時間に引き上げると発表しています。すでに参加している人は影響を受けないとされています。これから始める人は、上がった後の条件で計画を立てるほうが現実的です。

どのくらい稼げる?|時給に直して考える

TikTokは有効視聴1,000回あたりの収益額(RPM)が「アカウントや動画によって変わる」としていて、一律の単価は公表していません。YouTubeショートも1再生の単価は決まっていません。そこで、自分の数字で時給に直すのがいちばん確かです。

その月の報酬 = 有効視聴数 ÷ 1,000 × RPM(その月にTikTok Studioに表示された額)
時給 = その月の報酬 ÷(企画+撮影+編集+投稿・コメント対応にかけた時間)

次の表の数字はすべて計算方法を説明するための仮の数字です(実際の単価ではありません)。

項目 仮の数字
1分以上の動画の投稿本数 月8本
1本あたりの制作時間 2.5時間(月20時間)
報酬の対象になった有効視聴数の合計 50,000回
RPM(仮) 50円
その月の報酬 50,000 ÷ 1,000 × 50円 = 2,500円
時給 2,500円 ÷ 20時間 = 125円

しかもこれは、フォロワー1万人・過去30日10万回という参加条件を満たした後の話です。それまでの期間は、作業しても再生からの収入はありません。山崎正義が8年間の副業で見てきた範囲でも、発信型の副業は「無収入の期間を練習と割り切れるか」で続く人が分かれます。すぐに現金が必要なら、同じ撮影・編集の技術で他人の動画を仕上げる動画編集の副業のほうが、1本ごとに報酬が出るぶん計算が立ちます。発信そのものが向いているかは発信することが苦にならない人の副業で確かめてください。

始め方|参加申請までの手順

手順 TikTok YouTubeショート
1. アカウント 本人の氏名・生年月日で個人アカウントを作る(偽の情報は参加資格を失う理由になる) Googleアカウントで2段階認証をオンにし、チャンネルを作る
2. 投稿 自分で撮影・構成した1分以上の動画を投稿する ショート動画を継続して投稿する
3. 条件の確認 プロフィール →メニュー(☰)→TikTok Studio →Creator Rewards Programで確認 YouTube Studioの「収益化」で確認
4. 申請 同じ画面から申請(約3日以内に返信) 規約に同意し、AdSenseをリンクして審査へ
5. 対象になる動画 参加が承認された後にアップロードした動画だけ 参加後の収益がAdSenseにまとめられ、8,000円から支払い

TikTokで承認されなかった場合は、30日以内に異議申し立てをするか、異議申し立て期間が終わってから30日後に申し込み直せます。

気をつける点|報酬の対象外になる動画

TikTokのサポートページでは、次のような動画は「オリジナル」とみなされず、報酬の対象外です。審査を通った後でも、違反が見つかるとすでに付いた報酬が残高から差し引かれるとされています。

対象外になるもの よくある例
他人の動画の転載・わずかな加工 速度を変える・フィルターや文字を足しただけの「切り抜き」
新しいアイデアのない寄せ集め 他人の動画や写真をつないだだけの動画
静止画・文字だけの動画 写真のスライドや文字をループさせるだけの動画
デュエット・リミックス、口パク 他人の音声に合わせた口パク動画
著作権のある楽曲が1分以上流れる動画 ミュートされるおそれがある
広告・スポンサー動画 企業から依頼されたPR投稿

YouTubeでも、他人の作ったものをほぼそのまま使った動画は「再利用されたコンテンツ」として収益化の対象になりにくいとされています。「AIで量産」「切り抜きで放置収入」は、両社のルールと正面からぶつかるやり方です。

こんな募集・サービスには申し込まない

山崎正義が300万円の被害を受けた頃から続く典型的な流れは、「フォロワーゼロでも収益化できる」とうたって、先に数十万円の講座やツール代を払わせるものです。次のどれかに当てはまったら、申し込む前に手を止めてください。

  • 「フォロワー1万人を代わりに集める」「再生回数を増やしてあげる」と持ちかけられる(TikTokはフォロワーの水増しや視聴数の操作を参加資格を失う行為としている)
  • 「切り抜き」「AI自動生成」で放置収入と言われる(上の表のとおり、報酬の対象外になりやすい)
  • 「動画を見るだけ」「スクショを送るだけ」で報酬が出ると言われ、途中で入金を求められる

「動画を見るだけ」型の実例はWyntraアプリの調査に、動画発信の講座の例はAI YouTuber完全マスターアカデミーの調査にまとめています。判断の基準は安全な副業の探し方をご覧ください。

税金と会社への届出

TikTokの報酬やYouTubeの広告収益は、会社員の副業なら多くの場合「雑所得」として扱われます(規模や継続性によっては事業所得になることもあります)。報酬から撮影機材・編集アプリなどの経費を引いた所得が年間20万円を超えると、原則として所得税の確定申告が必要で、20万円以下でも住民税の申告は別に必要です。詳しくは副業の確定申告入門|「20万円ルール」の正しい意味へ。

顔を出さない投稿でも、住民税の通知から会社に知られることはあります(住民税を普通徴収にしても副業が会社にバレる5つのケース)。就業規則で副業が届出制になっていないかも先に確認してください。

ショート動画だけでなく長尺動画も含めたYouTubeの収益化条件と、広告収入が口座に入るまでの流れは「YouTubeの収益化条件と広告収入の入金の流れ」で整理しています。

よくある質問(FAQ)

Q. TikTokで30秒の動画がたくさん再生されました。報酬はもらえますか?

Creator Rewards Programの報酬の対象は、長さ1分以上の動画です。30秒の動画の再生は、参加条件の「過去30日の動画視聴10万回」には役立つことがありますが、その動画自体に再生報酬は付きません。

Q. 参加前に投稿した動画も報酬の対象になりますか?

TikTokのサポートページでは、報酬の対象はCreator Rewards Programに参加した後にアップロードした動画とされています。参加前の動画が伸びても、さかのぼって報酬は付きません。

Q. TikTokとYouTubeに同じ動画を投稿してもいいですか?

自分で撮影・制作した動画を両方に投稿すること自体は、どちらのルールでも直ちに禁止されてはいません。ただしTikTokは他者のウォーターマークが付いた動画をオリジナルとみなさないため、他のアプリのロゴが残った書き出し動画は避けてください。細かな扱いは各社の最新の規約で確認してください。

Q. 高校生でも始められますか?

TikTokのCreator Rewards Programは18歳以上(韓国は19歳以上)が条件で、YouTubeの収益を受け取るAdSenseアカウントも18歳以上が条件です。18歳未満は、再生からの報酬を本人名義では受け取れません。

まとめ

  • TikTokのCreator Rewards Programは、18歳以上・フォロワー1万人・過去30日10万回が条件で、報酬の対象は1分以上の動画だけ
  • YouTubeショートの広告収益は、登録者1,000人+直近90日1,000万回(または長尺4,000時間)から。2027年2月から新規参加は2,000万回に上がる
  • どちらも1再生の固定単価は公表されていない。自分の有効視聴数と作業時間で時給に直して判断する
  • 転載・切り抜き・AIの量産・静止画のループは報酬の対象外になりやすい
  • フォロワーや再生の「代行」「購入」、収益化を約束する高額講座には申し込まない

次に読むなら、撮影・編集の技術を1本ごとの報酬に変える動画編集副業の始め方と案件の取り方がおすすめです。

相談先まとめ

  • ① 消費者ホットライン(188):講座・コンサル・代行サービスの契約トラブル
  • ② 警察相談専用電話(#9110)
  • ③ 法テラス(0570-078374)
  • ④ 日本弁護士連合会(各地の法律相談センター)

※本記事は2026年10月時点のTikTokサポートページ「Creator Rewards Program」・YouTubeヘルプ・YouTube公式ブログ(2026年8月10日)の記載をもとにした一般的な情報です。参加条件・報酬の計算方法・対象地域は変更されることがあるため、必ずTikTok StudioやYouTube Studio、各社の公式ヘルプで最新の情報を確認してください。収入を保証するものではなく、税務の判断は税理士・税務署にご確認ください。

山崎から一言

ショート動画は、条件を満たすまで再生からの収入がゼロの副業です。「フォロワーゼロでも月◯万円」という広告より、TikTok StudioやYouTube Studioに出る自分の数字を信じてください。1分以上の動画を自分の手で作り続けられるかどうかが、始める前に確かめておきたい一番のポイントです。

ショート動画の収益化条件をTikTokとYouTubeで比較|1分以上・フォロワー1万人の壁と時給の計算

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