FX会社の選び方|金融庁の登録を自分で確認する手順つき

FX会社の選び方|金融庁の登録を自分で確認する手順つき

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

「FX会社はどこがいいですか」という質問が、山崎の副業相談室にも届きます。ただ、山崎正義が最初にお伝えしているのは会社名ではなく順番です。結論から書きます。FX会社を選ぶときは、①金融商品取引業の登録があるかを自分の目で確かめる → ②取引条件を比べる → ③自分の資金ルールを決める、この順番を崩さないでください。②から入ると、条件のよさそうな無登録業者に足を止められます。

山崎正義は副業詐欺で300万円の借金を負い、そこから130件以上の案件を調査してきました。その中で、FXがらみの相談のかなりの部分は「相手が登録業者かどうかを確認しないまま入金してしまった」という一点から始まっています。この記事では、その確認を誰でも5分でできる手順にして先に置きます。FXという取引そのものの仕組みはFXとは?仕組み・レバレッジ・損失リスクをフラットに整理にまとめてあるので、まだ読んでいない方はそちらが先です。

目次

結論:FX会社は「登録 → 条件 → 自分のルール」の順で選ぶ

この記事で伝えたいことを3行にまとめます。

  • 登録の確認は比較の前段階。登録のない相手は、条件がどれだけよく見えても検討の土俵に乗せない
  • 登録を確認したあとに比べるのは、スプレッドなどの費用条件・ロスカットの基準・注文の種類・取扱通貨ペアといった取引条件
  • 会社をどれだけ丁寧に選んでも、元本を超える損失が生じるおそれというFXの性質は変わらない。会社選びはリスクを消す作業ではない

「登録があるから安全」ではありません。正しくは「登録がないものは論外。登録があっても商品性と自分の資金で選ぶ」です。この順序を、記事の最後まで守って読んでください。

手順:金融商品取引業の登録を自分で確認する(5分)

登録の確認は、専門知識がなくてもできます。やることは「会社側が名乗っている登録番号を拾い、公的な一覧と突き合わせる」だけです。

ステップ1:会社の公式サイトで商号と登録番号を探す

金融商品取引業者には、商号や登録番号を表示する義務があります。多くの場合、公式サイトの最下部(フッター)か「会社概要」「法的情報」「勧誘方針」のページに、次のような形で書かれています。

例:○○株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第○○○号

ここで拾うのは「商号(正式な会社名)」と「財務局名+登録番号」の2点です。サービス名やアプリ名ではなく、法人の名前のほうを控えてください。同じ会社が複数のサービス名を持っていることは珍しくありません。

ステップ2:金融庁が公表している業者一覧と突き合わせる

金融庁は「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」を公表しています。ここにステップ1で控えた商号と登録番号がそのまま載っているかを確認します。見るのは次の3点です。

  • 商号が一字一句同じか(似た名前の別法人がある)
  • 登録番号(財務局名と番号)が一致しているか
  • 登録の種別が、その会社がやろうとしている業務と合っているか

ステップ3:無登録業者として公表されていないかも見る

金融庁は、無登録で金融商品取引業を行っている疑いのある業者の名称等も公表しています。「一覧に無い」だけでなく「名指しで公表されていないか」も確認すると、判断がはっきりします。海外業者・SNSで勧誘してくる個人・「代わりに運用します」という相手は、ここを必ず通してください。

確認する場所見るものつまずきやすい点
会社の公式サイト商号・金融商品取引業の登録番号サービス名やアプリ名を会社名だと思って控えてしまう
金融庁の業者一覧商号と登録番号の一致「グループ会社が登録済み」を自社の登録と混同させる説明がある
金融庁の無登録業者の公表名称が挙がっていないかそもそも見ていない人が大半。SNS経由の相手ほど確認する価値がある
会社側の説明資料契約締結前交付書面・リスクの説明リスクの記載が見つからない、または探しにくい構成になっている

登録が確認できないときに出るサイン

山崎正義が調査してきた案件で、無登録の疑いがある相手に共通していたパターンを表にします。ひとつでも当てはまったら、入金の前に手を止めてください。

サインなぜ問題か
登録番号がどこにも書かれていない/聞いても答えない表示すべき事項が無いということ自体が異常
「海外の登録があるので日本の登録は不要」と説明する国内の顧客に向けて勧誘するなら国内の登録が必要な領域。説明の前提がずれている
個人名義の口座や暗号資産での入金を求める会社の分別管理を通らない。返金を求めることが極めて難しくなる
SNSやマッチングアプリの個人が「勝ち方を教える」「代わりに運用する」と言う助言・運用を業として行うには登録が必要。無登録なら論外
出金しようとすると「税金」「手数料」の名目で追加入金を求められる典型的な出金拒否の型。ここまで進むと被害の回復が難しい

最後の行は、SNS発の投資勧誘で最も相談が多い形です。手口の全体像は投資詐欺の典型手口と見分け方|「絶対儲かる株情報」が届いたときの確認手順で整理しています。ツールを売る形の勧誘についてはFX自動売買ツールの勧誘が危険な理由で構造から解説しました。

登録を確認したあとに比べる項目

ここからが本来の「比較」です。登録済みの会社どうしを比べるとき、山崎正義が見る場所を挙げます。どれも公式サイトの取引ルールや取引要綱に書いてある事実なので、口コミではなく一次情報で確認できます。

比べる項目見るポイント
スプレッド(売値と買値の差)実質的な取引コスト。「原則固定」の但し書きと、広がりやすい時間帯の説明まで読む
取引手数料「無料」と書かれていてもスプレッドは別。何が無料なのかを確認する
スワップポイント方向によっては支払う側になる。受け取り前提で計画を立てない
ロスカットの基準証拠金維持率が何%で強制決済されるか。会社ごとに違う
注文の種類逆指値・OCO・IFDなど、損失を止める注文が使えるか
取扱通貨ペア数が多いこと自体は有利さではない。流動性の低い通貨ほど値が飛びやすい
最小取引単位1,000通貨単位など、小さく試せるか。金額の実感を持てる単位かどうか
信託保全顧客から預かった資産が会社の資産と分けて管理されているか
サポート体制問い合わせ手段と受付時間。相場が動く時間帯に連絡が取れるか

比較サイトの点数やランキングは、あくまで他人の基準です。自分が実際に使う項目を3つだけ選んで比べるほうが、迷いは減ります。夜しか触らないなら夜間のスプレッドとサポート受付時間、小さく試したいなら最小取引単位、というように絞ってください。

会社を選んでも変わらないリスク

ここは省略できない部分なので、はっきり書きます。どの会社を選んでも、FX取引には次のリスクがあります。

  • 元本を超える損失が生じるおそれがある。相場が急変して価格が飛んだ場合、ロスカットが想定した価格で執行されず、証拠金を超えた不足金の支払いが残ることがある
  • レバレッジは利益にも損失にも同じ倍率でかかる。国内の個人向けの上限は最大25倍で、証拠金の何倍もの金額が動くということは、損失も同じだけ動くということ
  • 取引にはコストがかかる。スプレッドの分だけ、取引を始めた瞬間はマイナスから始まる。回数を重ねるほど積み上がる
  • 相場は経済指標・金利・政策・地政学など多くの要因で変動する。予測が当たり続ける前提の計画は成り立たない

会社選びは、このリスクを消す作業ではなく、「知らないうちに条件が不利になっていた」という余計な損を減らす作業です。損失の上限とやめる条件を先に決める手順は株式と共通なので、損切りとリスク管理の基本|資金管理ルールの作り方を参照してください。

山崎の見解:登録の確認は「疑うため」ではなく「土俵を決めるため」

山崎正義が300万円の被害を受けたときも、相手の登録を確認するという発想がありませんでした。相手が丁寧で、話が具体的で、断る理由が見つからなかったからです。勧誘の入口は、怪しさではなく親切さの顔をしていることが多い。だからこそ、感情ではなく手順で線を引く必要があります。

登録の確認は、目の前の相手を疑うための作業ではありません。検討していい相手の範囲(土俵)を先に決める作業です。土俵さえ決まっていれば、「今だけ」「特別に」と急かされても、そもそも比較の対象に入っていないので迷いません。副業歴8年・130件以上の調査から見て、これがいちばん再現性のある防ぎ方です。

国内には第一種金融商品取引業の登録を受けたFX会社が複数あり、たとえばJFX(JFX株式会社・関東財務局長(金商)第238号)もそのひとつです。登録があることは登録があるという事実にすぎませんので、取引条件は公式の説明でご自身で確認してください。

なお、株式のほうから順を追って学びたい方は株式投資の始め方ロードマップ|口座開設から税金・詐欺対策まで5ステップで整理のほうが入口として穏やかです。FXを選ばないという判断も、立派な判断です。

よくある質問

Q. 海外のFX業者は使ってはいけないのですか?
A. 国内の顧客に向けて勧誘するには国内の登録が必要な領域です。無登録業者との取引は、トラブルが起きたときに国内の制度で保護されにくく、出金できなくなったという相談も届いています。少なくとも、登録の有無を確認しないまま入金するのは避けてください。

Q. 登録番号が書いてあれば、それだけで信用してよいですか?
A. 書いてあることと、実際に登録されていることは別です。番号を金融庁の一覧と突き合わせるところまでやってください。逆に、一覧に載っている会社であっても「安全」を意味するわけではなく、取引そのもののリスクは残ります。

Q. スプレッドがいちばん狭い会社を選べばよいですか?
A. コストは重要ですが、それだけで決めると使わない機能ばかりの口座になります。スプレッドは条件つきで表示されていることが多いため、但し書きと、ロスカット基準・注文の種類まで含めて見てください。

Q. 「口座開設だけで現金がもらえる」という案内はどう考えればいいですか?
A. 会社が行うキャンペーン自体は珍しいものではありませんが、条件(取引量・期間)が付いていることがほとんどです。特典を理由に会社を選ぶと、比較の順番が逆になります。登録と取引条件で絞ったあとの、最後の材料にしてください。

Q. SNSで知り合った人に「勝てる会社を紹介する」と言われました。
A. 紹介先の会社よりも、まず相手のことを確認してください。助言や運用を業として行うには登録が必要です。金銭の話が出た時点で、契約する前に消費者ホットライン(188)に相談して構いません。

困ったときの相談先

相談先連絡先扱う内容
消費者ホットライン188契約トラブル全般
警察相談専用電話#9110詐欺被害の相談
法テラス0570-078374法的トラブルの相談窓口の案内
日本弁護士連合会各地の弁護士会弁護士への相談
金融庁 金融サービス利用者相談室0570-016811無登録業者・金融商品の勧誘に関する相談

山崎から一言

FX会社選びで山崎正義がいちばん伝えたいのは、「調べる時間を惜しまないでください」ということに尽きます。登録番号を控えて一覧と突き合わせるのに、かかるのは5分です。その5分を飛ばしたせいで数十万円、数百万円を失ったという相談を、これまで何度も受けてきました。急かしてくる相手がいるなら、その急かし自体が、立ち止まる理由になります。

本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品の勧誘や投資助言ではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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