※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
こんにちは、YAMAZAKI JOB MEDIA編集長の山崎正義です。副業詐欺で300万円の借金を背負い、そこから復活する過程で130件以上の案件を調査してきました。
「レシートを撮るだけでお金になる」「買い物するだけのモニター」という言葉を見て、気になっている方は多いと思います。この記事では、レシート撮影アプリと買い物モニターで実際にどのくらいになるのかを、1枚・1件の単価を時給に直す計算で確かめます。あわせて、同じ「買い物」をうたいながら中身がまったく違う、応募してはいけない募集の見分け方も整理します。
結論:レシート撮影は「お小遣いの足し」、副業の収入源にはならない
先に答えを書きます。レシート撮影は、普段の買い物で出るレシートを捨てずに送る「ついでのポイ活」です。単価を時給に直すと、アルバイトの代わりになる水準にはなりません。買い物モニター(覆面調査)は1件ごとの謝礼が大きいものの、自分の財布から代金を先に払う前提で、謝礼は後から戻る仕組みです。
| 項目 | レシート撮影・買い物モニターの場合 |
|---|---|
| どんな仕事? | 買い物のレシートをアプリで撮影して送る、または指定の店で買い物・食事をしてアンケートに答え、運営会社からポイント(謝礼)を受け取る |
| どのくらい稼げる? | 1枚・1件の単価はアプリやモニター案件ごとに違い、時期によって変わる。公式に「月◯円」と示した数字は見当たらないため、本文で時給に直す計算をする |
| 始めるのに必要なもの | スマホと無料の会員登録。初期費用は要らない。モニターは代金の立て替えが必要 |
| 気をつける点 | レシートには「いつ・どこで・何を買ったか」が載る。どこまでのデータを誰に渡すのか、プライバシーポリシーを読んでから使う |
どんな仕事?3つのタイプに分かれる
「レシート」「買い物」をうたう副業は、お金の流れで分けると3つのタイプがあります。名前が似ていても中身はまったく違うので、まずどれに当たるかを見分けてください。
| タイプ | やること | お金の流れ | お金を出す人 |
|---|---|---|---|
| ① レシート撮影アプリ | 買ったもののレシートを撮影して送る。アプリによっては商品のバーコードも読み取る | レシート1枚・商品1点ごとにポイント | 購買データを使いたい企業(アプリ運営会社を通して) |
| ② 買い物モニター(覆面調査) | 指定の店で買い物・食事をし、接客や商品についてのアンケートに答える | 代金を自分で払い、後から謝礼ポイントで一部が戻る | サービスを改善したい店舗・企業 |
| ③ 「商品を買えば全額返金+報酬」の勧誘 | 指定の通販で商品を買い、レビューやSNS投稿をする | 先に代金を払うが、返金・報酬が約束どおり支払われない例が報告されている | 実質的には応募者自身 |
①と②は、企業が「消費者の買い物の実態を知りたい」というはっきりした理由でお金を出しています。③は、応募者に先にお金を出させる点が①②と決定的に違います。③については、後半の「こんな募集には応募しない」で詳しく書きます。
レシート撮影アプリの仕組み
レシート撮影アプリの運営会社は、集めたレシートの内容を統計データにして、メーカーや小売りの企業に提供しています。「どの地域で、どんな人が、何と一緒に何を買ったか」は、企業にとって商品開発や販促の材料になるからです。利用者はその材料を渡す代わりに、ポイントを受け取ります。
例として、レシート撮影アプリの「CODE(コード)」は、App Storeの説明で、レシートと購入商品をスキャンするとポイントがたまること、たまったポイントは300ポイント以上で他社ポイント・電子マネー・銀行振込などに交換できることを案内しています(運営はResearch and Innovation Co.,Ltd./2026年10月時点のApp Storeの表記)。1枚あたり何ポイントになるかはアプリやキャンペーンで変わるため、使う前にアプリ内のヘルプで現在の条件を確かめてください。
買い物モニター(覆面調査)の仕組み
買い物モニターは、店舗が「お客さんの目線で接客や品質を点検してほしい」と依頼し、モニターがそれを請け負う仕組みです。指定された店で普通に買い物や食事をして、決められた項目のアンケートや報告を出すと、謝礼が支払われます。謝礼は代金の一部をポイントで戻す形が多く、ポイントを受け取るまでの流れは案件ごとに決まっています。登録料を求められたときの考え方は、覆面調査で登録料を求められたら|謝礼の受け取り方と安全なモニター副業の選び方で詳しく整理しています。
どのくらい稼げる?単価を時給に直してみる
「1枚◯円」「謝礼◯%」と言われても、作業時間がわからないと副業としての価値は判断できません。そこで時給に直してみます。以下の数字は計算のしかたを見せるための仮の数字で、特定のアプリやモニター案件の実際の単価ではありません。ご自分が使うアプリの単価に置き換えて計算してください。
レシート撮影の時給(仮の数字で計算)
時給 = 1枚あたりの換算額 × 1時間に処理できる枚数
仮に1枚あたり2円相当、撮影から送信まで1枚1分かかるとすると、2円 × 60枚 = 時給120円
ここで大事なのは、1時間に60枚もレシートは手元にないという点です。レシート撮影は「手元にあるレシートの枚数」が上限で、作業を頑張っても増やせません。仮に1日3枚・1か月で90枚とすると、1枚2円相当なら月180円です。単価が倍になっても月360円で、これがレシート撮影の性格をよく表しています。
| 1か月の枚数(仮) | 1枚1円相当 | 1枚2円相当 | 1枚5円相当 |
|---|---|---|---|
| 30枚(1日1枚) | 30円 | 60円 | 150円 |
| 90枚(1日3枚) | 90円 | 180円 | 450円 |
| 150枚(1日5枚) | 150円 | 300円 | 750円 |
もう1つ見落とされがちなのが、交換できる最低ポイントです。たとえば300ポイントから交換できるアプリで月に数十〜数百ポイントしかたまらないと、最初の交換まで数か月かかります。その間にポイントの有効期限が来ないかも、あわせて確認してください。
買い物モニターの時給(仮の数字で計算)
買い物モニターは「謝礼の額」だけでなく、「自分で払った代金のうち、本来は買わなかった分」と「移動・報告にかかった時間」を差し引いて考えます。
仮に、3,000円の飲食をして謝礼が1,500円相当、移動と食事と報告で合計2時間かかったとすると
・もともと外食する予定だった場合:実質1,500円の得 → 時給換算750円
・本来は行かなかった店の場合:3,000円払って1,500円戻るので、1,500円の出費
つまり買い物モニターは、「どうせ行く店・どうせ買う物」に当てはまる案件だけを選ぶと得になり、謝礼目当てで予定外の買い物を増やすと、かえってお金が減ります。副業というより、生活費を少し下げる工夫と考えるのが実態に近いです。
始め方:登録からポイント交換まで
| 手順 | レシート撮影アプリ | 買い物モニター |
|---|---|---|
| 1. 登録 | 公式ストアからアプリを入れ、会員登録する | モニターサイトに会員登録する(登録料は払わない) |
| 2. 条件の確認 | 1枚の単価・交換の最低ポイント・有効期限・対象外のレシートを読む | 謝礼の上限・対象メニュー・報告の期限・謝礼の受け取り時期を読む |
| 3. 作業 | 買い物のたびにレシートを撮影して送る | 店で買い物・食事をし、期限内にアンケートや報告を出す |
| 4. 承認 | 不鮮明・対象外のものは承認されない | 報告の内容が条件を満たしているか審査される |
| 5. 交換 | 最低ポイントに達したら交換する | 付与されたポイントを交換する |
アプリは必ず App Store・Google Play の公式ストアから入れてください。SNSやメッセージで送られてきたリンクから「レシートアプリ」を入れるのはやめましょう。
気をつける点:レシートは「個人の買い物記録」
レシート撮影でいちばん気をつけたいのは、金額よりもデータの中身です。レシートには、買った店・日時・商品・支払い方法が載っています。1枚なら大した情報ではなくても、何か月も送り続けると「どのあたりに住み、いつどこで何を買う人か」がわかる記録になります。
| 確認すること | どこを見るか |
|---|---|
| 集めたデータを誰に提供するか | プライバシーポリシーの「第三者提供」「利用目的」の項目 |
| 個人を特定できる形で渡すのか、統計にして渡すのか | 同上。「統計情報」「個人を特定できない形」などの書き方 |
| 位置情報など、レシート以外に集める情報 | アプリの権限の設定と、ストアの「プライバシー」欄 |
| 退会したときにデータがどうなるか | 利用規約・プライバシーポリシーの退会の項目 |
クレジットカードの番号の一部や会員番号が印字されたレシートを送るのに抵抗があるなら、その部分を隠して撮影してよいか、アプリのヘルプで確かめてから使ってください。

レシートのポイントは小さな金額です。小さな金額のために、自分の生活の記録をどこまで渡すか。山崎はそこを先に決めてから始めることをすすめています。
こんな募集には応募しない
「買い物するだけ」「レシートを送るだけ」という言葉は、怪しい勧誘でもよく使われます。国民生活センターは2019年に、通販で商品を買ってSNSで宣伝すれば購入代金が支払われ報酬も得られる、という儲け話で多額の商品を買わされ、実際には入金がなかったという相談を公表しています。2024年には「○○ペイで返金します」と言って決済アプリを操作させ、返金のつもりが送金させられる手口への注意も呼びかけています。
| こんな言葉・流れが出たら | 理由 |
|---|---|
| 「商品代金は全額返金、さらに報酬も」 | 先に払うのは自分。返金が約束どおり行われない相談が公表されている |
| 「返金はPayPayで。この画面の通りに操作して」 | 返金を受ける側が金額を入力する操作は、送金になっている可能性がある |
| 「登録料・サポート料を払えば高単価の案件を紹介」 | レシートアプリも買い物モニターも、登録は無料が一般的 |
| 「詳しくはLINEで」と個人アカウントへ誘導 | 運営会社の実体や契約条件が見えないまま話が進む |
| 「1日数分で月◯万円」 | 本文の計算のとおり、レシートの枚数には上限がある |
応募する前に運営会社を確かめる手順は、安全な副業の探し方にまとめています。実際に調べた案件の結果は検証まとめから探せます。
税金と会社への届出
レシート撮影や買い物モニターで受け取るポイントは、多くの人にとって年に数千円程度の小さな額です。ただ、ポイントや謝礼も受け取り方によっては所得になり、どの所得の区分に当たるかは中身で変わります。区分に迷う場合は、国税庁のタックスアンサーを読むか、税務署に確かめてください。
会社員の場合、給与以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告は要らないのが原則ですが、住民税は別に申告が必要になる場合があります。この線引きは副業の確定申告「20万円ルール」で詳しく説明しています。会社の就業規則で副業の届出が求められているかどうかも、金額の大小にかかわらず一度確認しておくと安心です。
よくある質問
レシート撮影アプリは複数使ってもいいですか?
アプリごとに利用規約が違います。同じレシートを複数のアプリに送ってよいかは、それぞれの規約やヘルプで確かめてください。規約に反した使い方をすると、ポイントが無効になったり利用停止になったりすることがあります。
手書きの領収書やネット通販の明細でも使えますか?
対象になるレシートの種類はアプリごとに決まっています。印字されたレシートだけを対象にしているアプリが多いので、対象外のものはヘルプの「承認されないレシート」の項目で確認してください。
買い物モニターの謝礼はいつ受け取れますか?
報告の審査が終わってからポイントが付与されるのが一般的で、時期は案件ごとに違います。応募する前に、謝礼の受け取り時期と、ポイントの交換条件を必ず読んでください。
レシートを送るのは危なくないですか?
公式ストアで配布されている、運営会社がはっきりしたアプリであれば、データの扱いはプライバシーポリシーに書かれています。書かれている内容に納得できる場合だけ使い、納得できなければ使わない、という判断で十分です。
もっと効率よくスマホで稼ぐ方法はありますか?
レシート撮影より時間あたりの効率を上げたいなら、作業量を増やせる副業を検討することになります。スマホでできることとその限界は、スマホだけで完結する副業の限界は?で整理しています。
まとめ
- レシート撮影は、手元のレシートの枚数が上限。単価を時給に直すと、副業の収入源にはならない
- 買い物モニターは「どうせ行く店・どうせ買う物」の案件だけ選べば得になり、予定外の出費を増やすと損になる
- レシートは個人の買い物記録。データを誰にどう渡すか、プライバシーポリシーを読んでから始める
- 「全額返金+報酬」「PayPayで返金」「登録料で高単価案件」は応募しない
次に読むなら、レシート撮影と同じくスキマ時間で取り組めて、時間あたりの効率を比べやすいアンケートモニター副業は稼げる?時給の計算と危ないサイトを避ける5つの基準がおすすめです。
※本記事は2026年10月時点で公開されている情報をもとにした一般的な解説です。各アプリ・モニターサービスの単価や条件は変わることがあるため、利用前に必ず公式の最新情報を確認してください。税金の扱いは個別の状況で異なるため、税務署や税理士にご確認ください。
相談先まとめ
- ① 消費者ホットライン(188)
- ② 警察相談専用電話(#9110)
- ③ 法テラス
- ④ 日本弁護士連合会
山崎から一言



レシートのポイントは、続けても大きなお金にはなりません。でも、捨てていた紙が少しだけお金に変わるのは、悪いことではないと思います。大事なのは「これで稼げる」と思い込まないことと、「買い物するだけで全額返金」のような話に引っ張られないことです。










