※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
「アンケートに答えるだけで月◯万円」という広告を見て、実際のところどうなのかを調べに来た方に向けて書いています。YAMAZAKI JOB MEDIA編集長の山崎正義です。副業詐欺で300万円の借金を背負い、そこから130件以上の案件を調査してきました。
先に結論を書きます。アンケートモニターは「大きく稼ぐ副業」ではなく「スキマ時間を数百円〜数千円に替える作業」です。ただし、危険度は副業の中でもかなり低い部類に入ります。初期費用がかからず、辞めるのも自由で、断り方に困る勧誘もほとんどありません。この記事では、実際にいくらになるのかの目安と、危ないサイトを避けるための5つの基準を整理します。
結論:現実的な収入は「月数百円〜3,000円」、組み合わせて月1万円
アンケートモニターの単価は、案件の種類でまったく違います。まずここを分けて理解しないと、「月◯万円稼げた」という話とご自身の結果が噛み合いません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| どんな仕事? | 企業の市場調査に回答し、調査会社(モニターサイト)からポイントや謝礼を受け取る。Webアンケートのほか、商品の試用・会場調査・座談会もある |
| どのくらい稼げる? | 公的な平均額はありません。案件の種類ごとの目安は下の表、1件の単価を時給に直す計算は本文で |
| 始めるのに必要なもの | スマホかパソコン、メールアドレス、モニターサイトへの無料登録。初期費用はかからない |
| 気をつける点 | 登録料を求めるサイトや、「アンケート」を入口に有料商材へ誘う勧誘は別物。登録で出す個人情報は必要な範囲に留める |
ほかの副業との比較は副業の種類一覧へ。
| 案件の種類 | 1件あたりの目安 | 所要時間 | 届く頻度 |
|---|---|---|---|
| 事前調査(スクリーニング) | 1〜5円前後 | 1〜3分 | 毎日たくさん |
| 本調査(Webアンケート) | 30〜200円前後 | 5〜15分 | 事前調査に通ったときだけ |
| 日記式・継続調査 | 数百円〜 | 毎日数分×数週間 | まれ |
| 商品モニター(自宅で試用) | 数百円〜数千円 | 数日〜数週間 | まれ |
| 会場調査(指定会場へ行く) | 3,000〜8,000円前後 | 1〜2時間+移動 | 都市部中心・年に数回 |
| 座談会・インタビュー | 5,000〜15,000円前後 | 1〜2時間 | 条件が合えばごくまれ |
ネットで見かける「アンケートで月3万円」という体験談は、ほぼ例外なく会場調査・座談会・商品モニターに当選し続けた場合の話です。これらは応募すれば参加できるものではなく、調査側が集めたい属性(年齢・性別・居住地・使っている商品・職業など)に合致した人だけが呼ばれます。スマホに届くWebアンケートだけを淡々とこなす場合、多くの人が着地するのは月数百円から3,000円ほどのレンジです。
なぜ「1件◯円」の合計と実際の収入がズレるのか
アンケートモニターの仕組みで、最初に知っておいてほしいのが事前調査と本調査の二段構えです。
届くアンケートの大半は「あなたは過去3か月以内に◯◯を購入しましたか」といった数問の事前調査で、報酬は1〜5円ほど。ここで条件に合った人だけが、本調査(数十円〜数百円)に進めます。つまり、回答した件数のうち、まとまった謝礼になるのは一部だけという構造です。
山崎正義が8年間いろいろな副業を試してきた実感として、この構造を知らないまま始めた人は「思ったより増えない」と1〜2週間でやめてしまいます。逆に、「事前調査は本調査の抽選券を集める作業」と割り切れる人は続きます。ここが向き不向きの分かれ目です。
収入を左右する3つの要素
- 属性…調査は「探している属性の人」を集めるものなので、年齢・家族構成・職業・持ち家か賃貸か・使用中のサービスなどによって、届く量が変わります。これは努力ではどうにもなりません
- 回答の速さ…本調査は定員に達すると締め切られます。通知が来てから数時間放置すると、開いた時には終わっていることがよくあります
- 登録するサイト数…1社だけだと、そもそも届く母数が足りません。2〜3社に登録して、届いたものから回答するほうが時間あたりの効率は上がります
時給に直すといくらか|1件あたりの単価から計算する
アンケートモニターの良し悪しは、1件あたりのポイント数ではなく使った時間あたりでいくらになったかで判断します。事前調査で落ちた時間も、使った時間に含めるのがポイントです。
時給 =(事前調査の謝礼の合計 + 本調査の謝礼の合計)÷(事前調査と本調査に使った時間の合計)
次の数字は、上の表の目安の範囲で計算の流れを見せるための仮の例です。実際のポイント数と換算レートは、登録したサイトで確認してください。
| ケース(仮の数字) | 回答した内容 | 謝礼の合計 | 使った時間 | 時給 |
|---|---|---|---|---|
| A:事前調査だけで終わった日 | 事前調査20件×3円 | 60円 | 40分 | 90円 |
| B:本調査に2件進めた日 | 事前調査20件×3円+本調査2件×100円 | 260円 | 60分 | 260円 |
| C:座談会に1回呼ばれた | 座談会1回(移動を含む) | 8,000円 | 3時間 | 約2,670円 |
AとBの差は、本調査に進めたかどうかだけです。Webアンケートは本調査にいくつ進めるかで時給が決まり、座談会や会場調査は1回で時給が大きく上がる代わりに、呼ばれるかどうかは自分では決められません。時給を上げようとして回答の数を増やすより、プロフィールを正確に埋め、本調査の通知に早く気づける形にしておくほうが効きます。
月1万円を目指すなら、どう組み立てるか
アンケートだけで月1万円は、正直に言えば簡単ではありません。ただし「アンケート+近い性質の作業」を組み合わせると、現実味が出てきます。
| 組み合わせ | 1日の時間 | 月の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Webアンケートのみ(1社) | 10分 | 数百円〜1,000円 | 届く量に上限がある |
| Webアンケート(2〜3社の掛け持ち) | 15〜20分 | 1,000〜3,000円 | メールが増えるので専用アドレス推奨 |
| 上記+商品モニター・会場調査に応募 | 15〜20分+当選時 | 3,000〜8,000円 | 当選するかどうかは運。安定しない |
| 上記+覆面調査(外食・店舗) | +月1〜2回の来店 | 1万円前後も視野 | 飲食代の一部が戻る形なので、現金収入とは性質が違う |
覆面調査(お店モニター)は、飲食や買い物をした金額の一部が戻ってくる仕組みで、アンケートと相性のよい組み合わせです。仕組みと注意点は覆面調査・お店モニター副業の始め方にまとめています。ポイントサイトを併用する考え方はポイ活は本当に稼げる?現実的な収入と注意点で扱っています。
ここで正直に書いておきたいことがあります。時給に直すと、アンケートモニターは決して高くありません。月3,000円のために毎日20分使うなら、時給換算では300円ほどです。それでも意味があるのは、「通勤中や寝る前の、他に何もしていない時間」を充てられる点にあります。まとまった収入を作りたい方には、スマホ副業で安全に月1万円稼ぐ現実的な方法のほうが目的に合うかもしれません。
安全なアンケートモニターサイトを選ぶ5つの基準
アンケートモニターは、副業の中では危険度の低いジャンルです。ただし「アンケート」を名乗っていれば安全、という話ではありません。当サイトの調査基準7項目を、この分野向けに絞ると次の5つになります。
| # | 確認すること | 見る場所 | 危険サイン |
|---|---|---|---|
| 1 | 運営会社と所在地が明記されているか | 会社概要・特商法表記 | 会社名も住所もなく、LINEのIDだけ |
| 2 | 個人情報の扱いが書かれているか | プライバシーポリシー | 取得目的・第三者提供の記載がない |
| 3 | ポイントの交換条件が明確か | ポイント交換ページ | 最低交換額が高すぎる・有効期限が極端に短い |
| 4 | 登録・利用が無料か | 登録ページ | 「登録料」「サポート料」「教材費」を求められる |
| 5 | 収入について断定していないか | トップページ・広告 | 「誰でも日給◯万円」「答えるだけで高収入」 |
特に見てほしいのが3番の換金条件です。ポイントは貯まるのに、交換に必要な最低ポイントが高く、有効期限までに到達できない――という設計になっているサイトがあります。「稼げるか」ではなく「実際に現金・ギフト券に替えられるか」で見るのが、この分野の正しい物差しです。各社の換金条件を比較した記事は【2026年】安全なアンケートモニターサイト比較にあります。サイト選びで迷っている方は、そちらを先にご覧ください。
なお、リサーチ会社が運営する大手モニターサイトは、企業のマーケティング調査という本業があって成り立っています。「モニターを集めて何かを売る」ことが目的ではないため、構造的に高額商材へつながりにくい点も、判断材料として押さえておいてよいと思います。
登録で出す個人情報は「調査に要る範囲」まで
アンケートモニターの登録では、年齢・性別・居住地・家族構成などを聞かれます。これは調査の対象者を選ぶために使うもので、断れない項目です。一方で、登録の段階でマイナンバー、クレジットカード番号、銀行口座の暗証番号を求める理由はありません。こうした項目を入力させるサイトは、登録を見送ってください。
| 情報 | 出してよい場面 | 出さない場面 |
|---|---|---|
| 年齢・性別・居住地・家族構成 | 登録時のプロフィール | —(調査の対象者選びに使う) |
| 氏名・住所 | 商品モニターの発送、謝礼の郵送など必要なとき | 運営会社がわからないサイト |
| 銀行口座 | 現金に換えるとき(暗証番号は不要) | 登録時に求められたとき |
| マイナンバー・カード番号 | — | アンケートの登録・回答では出さない |
個人情報保護法は、本人の同意を得ずに個人データを第三者へ提供することを原則として禁じています(27条)。プライバシーポリシーで「誰に・何のために提供するか」が書かれているかを見るのは、この法律の考え方に沿った確認です。
「アンケート」を名乗る副業勧誘には注意する
山崎正義の調査で繰り返し確認してきたのは、アンケートそのものではなく、アンケートを入口にした別の勧誘です。典型的な流れは次のとおりです。
- SNS広告やDMで「アンケートに答えるだけ」「1日10分でOK」と誘われる
- LINE登録を求められる
- 簡単な質問に答えると「あなたには適性がある」と言われる
- 「本格的に稼ぐには専用ツール/マニュアルが必要」と有料商材の案内が始まる
- 断ると、分割・後払いを提案される
大手のアンケートモニターサイトは、こうした導線を持っていません。登録後に個別のLINEへ誘導され、金額の話が出てきた時点で、それはもうアンケートの案件ではないと考えてよいです。山崎正義が300万円の被害を受けた頃から、入口の商材名が変わっているだけで構造は同じです。
判断に迷ったときの手順は副業詐欺の見分け方7つのチェックポイントとSNSのDMで届く副業勧誘への正しい対処法にまとめています。
始めるときの5ステップ
- 専用のメールアドレスを作る…アンケートの通知は1日に何通も届きます。普段のメールに混ざると、本調査の通知を見落とします
- 2〜3社に登録する…1社では母数が足りません。ただし最初から5社以上にすると管理しきれないので、慣れてから増やします
- プロフィールを埋める…登録時のアンケート(家族構成・使用中のサービスなど)を埋めるほど、条件に合う調査が届きやすくなります
- 通知が来たら早めに開く…本調査には定員締切があります。通勤中に5分、というリズムが一番続きます
- 交換条件を確認してから貯める…最低交換ポイントと有効期限を、始める前に見ておきます
副業を始めること自体が初めての方は、安全な副業の探し方もあわせてご覧ください。
税金はどう扱うか
アンケートモニターで受け取った謝礼やポイントも、原則として所得にあたります。会社員の方が副業で得た所得(収入から必要経費を引いた金額)が年間20万円を超える場合は、確定申告が必要になります。
もっとも、アンケートモニターの現実的な金額(年間で数千円〜数万円)であれば、この基準に届かないケースがほとんどです。ただし所得税の申告が不要でも、住民税の申告は別の話という点は誤解の多いところなので、他の副業と合算しそうな方は副業の確定申告入門|「20万円ルール」の正しい意味で仕組みを確認しておいてください。
アンケートのようにスマホで完結する副業と、PCが必要になる副業の境目はスマホだけで完結する副業の限界は?PCが必要になる5つの場面と月収の目安で解説しています。
アプリやサイトを試して感想を伝えるアプリテスターの報酬と応募の流れは「アプリテスターの副業は1件いくら?時給に直す計算と応募の流れ・守秘義務」で整理しています。
レシート撮影の単価を時給に直した計算は、レシート撮影の副業は稼げる?1枚の単価を時給に直す計算と買い物モニターの注意点にまとめています。
よくある質問
Q. アンケートモニターだけで生活できますか?
A. できません。この記事で見たとおり、Webアンケート中心なら月数百円〜3,000円ほどが現実的なレンジです。生活費を作る目的なら、クラウドソーシングのように作業量が収入に結びつく副業のほうが向いています。
Q. 登録にお金がかかるサイトは避けるべきですか?
A. はい。アンケートモニターは、企業が調査費用を負担して成り立つ仕組みです。回答する側が登録料・サポート料を払う理由がありません。金銭を求められた時点で、別の商売と考えたほうが安全です。
Q. 個人情報を登録するのが不安です
A. 調査の性質上、年齢・性別・居住地などの登録は避けられません。プライバシーポリシーに取得目的と第三者提供の範囲が明記されているか、運営会社の実在が確認できるかを見てください。判断がつかない場合は、登録を見送るほうが安全です。
Q. 掛け持ちしても問題ありませんか?
A. 通常、各社の規約で他社モニターとの併用を禁じてはいません。ただし同一人物が複数アカウントを作る行為は規約違反になります。「複数社に1アカウントずつ」が正しい掛け持ちです。
Q. 会社にバレませんか?
A. アンケートモニターの謝礼は、勤務先に通知される性質のものではありません。金額が小さいうちは実務上の心配はほとんどありませんが、他の副業と合わせて所得が増える場合は、住民税の扱いを確認しておくと安心です。
Q. 謝礼の高い座談会や会場調査に呼ばれるにはどうすればいいですか?
A. 呼ばれるかどうかは、調査側が探している条件に合うかで決まります。できるのは、プロフィールを正確に埋めておくことと、募集の通知に早く応募することくらいです。条件に合わせようと事実と違う回答をするのは、多くのサイトの規約で禁じられており、退会やポイント失効の理由になり得ます。
まとめ
- Webアンケート中心の現実的な収入は月数百円〜3,000円ほど。座談会・会場調査・商品モニターに呼ばれると大きく増えるが、呼ばれるかは自分で決められない
- 時給は、事前調査で落ちた時間も含めて計算する。本調査にいくつ進めるかで決まる
- 登録料を求めるサイト、登録時にマイナンバーやカード番号を求めるサイトは避ける
- 登録後に個別のLINEへ誘導され、金額の話が出たら、それはもうアンケートの案件ではない
次に読むなら、同じく「試して報告する」仕事のアプリテスターの単価と時給換算がおすすめです。
困ったときの相談先
| 窓口 | 連絡先 | どんなときに |
|---|---|---|
| 消費者ホットライン | 188 | 契約・返金・悪質な勧誘の相談 |
| 警察相談専用電話 | #9110 | 詐欺の疑い・脅しを受けたとき |
| 法テラス | 0570-078374 | 法的手続きの案内を受けたいとき |
| 日本弁護士連合会 | 各地の弁護士会 | 弁護士に直接相談したいとき |
実際にどんな案件が問題になっているかは、副業案件の検証まとめで個別に確認できます。
山崎から一言
アンケートモニターは、副業として見れば「稼げない」部類です。それでもこの記事を書いたのは、ここを入口にして高額商材へ引っ張る勧誘が減らないからです。
本物のアンケートモニターは、地味で、単価が低くて、当選しなければ何も起きません。逆に言えば、その地味さこそが本物の証です。「アンケートに答えるだけで日給3万円」と書かれたものを見かけたら、それはアンケートの話ではありません。月に数百円から始めて、続くかどうかを自分で確かめる。副業選びは、そのくらいの温度でちょうどいいと思っています。
※本記事は公開情報と一般的な仕組みの整理であり、特定のサービスの成果を保証するものではありません。金額はいずれも目安であり、実際の謝礼・条件は各社の規定によります。

