※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。
こんにちは、YAMAZAKI JOB MEDIA編集長の山崎正義です。副業詐欺で300万円の借金を背負い、そこから復活する過程で130件以上の案件を調査してきました。今回は「勝率90%超」「完全無料」をうたうFX自動売買ツール(EA)ステラ(一般社団法人テクノロジーラボ)を取り上げます。

本記事は、山崎正義が定める調査基準7項目に沿って公開情報を整理した調査報告です。特定の事業者を詐欺と断定するものではありません。すでにお金を入金してしまった、または出金できずに困っている場合は、消費者ホットライン(188)にご相談ください。
結論:ステラは利用を推奨しません(おすすめ度10%)
山崎正義の調査で確認できたポイントは次の4つです。
- ステラは、以前から配られていた「フリトレ」というEAと、商品名以外ほぼ同じ内容の販売ページがあると指摘されている。うたい文句(勝率90%超・金(GOLD)特化・完全無料・必要なのは投資資金10万円だけ)も共通している
- 「勝率90%超」の実績は数字の一覧だけで、第三者が確かめられる形(実際の口座の成績など)になっていない
- 利用規約では「将来の利益を保証するものではない」「シグナルに盲目的に従わず、必要に応じて手動で介入することが必要」と書いており、広告の「勝率」「月利」の打ち出し方と食い違う
- ツールは無料でも、使うには海外のFX業者「FXDD」に口座を開き、10万円を入れる流れと報告されている。ステラ側の収入は、この口座紹介による報酬と見られる
ツール自体にお金はかからないため、高額商材の案件ほどの悪質性は確認できていません。ただ、損をするのは口座にお金を入れた利用者だけという構造と、実績の根拠のなさを重く見て、おすすめ度は10%としました。
ステラの評価サマリー(調査基準7項目)
| 調査項目 | 確認内容 | 評価 |
|---|---|---|
| ① 運営会社情報・特商法の記載 | 法人名・所在地・運営責任者の記載はあるが、電話番号の記載がなく、会社の公式ページも見当たらないと報告されている | △ |
| ② 作業内容の事前説明 | 「自動売買」とうたう一方、規約では手動での介入や自分の判断が必要と書いている | ✕ |
| ③ 料金体系の透明性 | ツールは無料。ただし投資資金10万円とFXDDの口座開設が必要 | △ |
| ④ 収益保証・断定的表現 | 「勝率90%超」「月利167%」などを前面に出しているが、根拠は数字の一覧のみ | ✕ |
| ⑤ 高額ツール・教材の購入強制 | ツールの購入はない。紹介先のFX業者への入金が前提 | △ |
| ⑥ 返金・クーリングオフ対応 | 無料のため返金の対象はない。入金した10万円は相場の損失や業者側のトラブルで戻らないおそれがある | △ |
| ⑦ 口コミ・被害報告 | ステラ・フリトレとも「稼げた」という声は見当たらず、前身のフリトレには「稼げない」という声があると指摘されている | ✕ |
ステラとはどんなサービスか?
ステラは、金(GOLD)の取引に特化したFXの自動売買ツール(EA)として案内されています。EAとは、売買のルールを組み込んだプログラムを取引ソフトに入れて、注文を自動で出させる仕組みです。広告で目立っていた表現と、山崎のチェックを並べます。
| 広告・販売ページの表現 | 山崎のチェック |
|---|---|
| FXの常識を覆す前代未聞の最強ツール | 同じ内容のツールが「フリトレ」の名前ですでに配られていたと指摘されている |
| 勝率90%超 | 数字の一覧だけで、どの口座・どの期間の成績かを第三者が確かめられない |
| 月利167% | どの元本で、何か月続いた数字かが示されていない |
| 完全無料 | ツールは無料でも、海外業者の口座開設と投資資金10万円が必要 |
| 自動売買 | 規約では「必要に応じて手動で介入することが必要」と書いている |
運営会社情報
| 運営 | 一般社団法人テクノロジーラボ |
|---|---|
| 旧名称 | 一般社団法人日本経済支援機構(2024年2月19日に名称変更と報告されている) |
| 所在地 | 京都府京都市下京区(四条烏丸付近のオフィスビル) |
| 電話番号 | 記載なしと報告されている |
| 公式の会社ページ | 見当たらないと報告されている |
| 商品 | ステラ(FX自動売買ツール・金(GOLD)特化) |
| 紹介されるFX業者 | FXDD(海外のFX業者) |
※販売ページには運営責任者として個人名の記載がありますが、当サイトの方針により掲載していません。
一般社団法人は、株式会社と違って設立に出資金が要らず、登記さえすれば比較的かんたんに作れる法人です。「社団法人」という名前だけで公的な団体と受け取らないようにしてください。
料金体系:ツールは無料、お金が動くのはFX口座
ステラは「完全無料」を前面に出していますが、使うまでの流れを並べると、お金が出ていく場所がはっきりします。
| 段階 | 内容 | 費用 | だれにお金が入るか |
|---|---|---|---|
| 1. 登録 | ステラの受け取り(ツールのダウンロード) | 無料 | ― |
| 2. 口座開設 | 紹介されたFXDDに口座を開く | 無料 | ステラ側に紹介報酬が入ると見られる |
| 3. 入金・運用 | 口座に投資資金を入れてステラを動かす | 10万円(指定額) | 取引のたびにステラ側へ報酬が入る仕組みと指摘されている |
山崎の見解
海外のFX業者には、紹介した人に「口座開設1件いくら」「取引量に応じていくら」という報酬を払う仕組みがあります。報酬そのものは違法ではありません。気をつけたいのは、利用者が勝っても負けても紹介する側には報酬が入るという点です。10万円が全部なくなっても、ステラ側の収入は減りません。山崎正義が300万円の被害を受けたときも、入口は「無料」でした。無料のツールほど、「この人はどこでお金を受け取っているのか」を先に考えてみてください。
勧誘手法と構造的な問題点
問題①:「フリトレ」と商品名以外ほぼ同じ販売ページ
ステラについて最初に押さえておきたいのは、まったく新しいツールではない可能性が高いことです。元の調査では、「フリトレ」と「ステラ」で商品名だけが違う販売ページが並んでいると指摘されています。うたい文句も次のとおり共通しています。
| うたい文句 | フリトレ | ステラ |
|---|---|---|
| 勝率90%超 | ○ | ○ |
| 金(GOLD)の取引に特化 | ○ | ○ |
| 完全無料 | ○ | ○ |
| 必要なのは投資資金10万円だけ | ○ | ○ |
同じツールなら、名前を変える理由が気になります。前身のフリトレには「稼げない」という声が出ていたと指摘されており、評判を引き継がないために名前を替えた可能性も考えられます。当サイトでは、名前と販売会社が替わる仮想通貨FXの検証記事でも同じ形を記録しています。名前が替わると、検索しても過去の口コミにたどり着けなくなります。
問題②:「勝率90%」の根拠が数字の一覧だけ
ステラが実績として出しているのは、勝率や利益の数字を並べた画像です。数字の画像は誰でも作れるので、それだけでは成績の証明になりません。確かめるなら、少なくとも次のどれかが要ります。
- 実際の口座で一定期間運用した成績(負けた取引も含むもの)
- 第三者が運営する成績公開サービスでの記録
- 取引の明細(いつ・いくらで・どれだけの量を売買したか)
また、勝率は「勝った回数の割合」で、もうかった金額ではありません。10回中9回少しずつ勝っても、1回の負けで大きく失えば、口座のお金は減ります。勝率だけを大きく見せる広告は、この点を伝えていないことが多いです。
問題③:「自動売買」なのに規約では手動の判断を求めている
ステラの規約には、元の調査によると次のような趣旨の記載があります。
- 勝率90%超は過去の実績で、将来の利益を保証するものではない
- 金の取引は値動きやスプレッドが大きく、損失が広がることがある。十分な知識と経験が必要
- ステラのシグナルに盲目的に従わず、自分の判断とリスク管理を行うこと
- 取引の最終判断は利用者が行う。動作を常に確認し、必要に応じて手動で介入することが必要
注意書きとしては誠実な内容です。ただ、これを読むと、相場を自分で判断できる人でないと使いこなせないツールだと読めます。「自動」「無料」「勝率90%」で初心者を集めながら、損が出たときは「判断は利用者の責任」になる。広告と規約で、言っていることの重心が違います。
問題④:紹介先が海外の業者FXDD
ステラを使うときに紹介されるFXDDは、海外のFX業者です。元の調査は「過去に金融ライセンスをはく奪された」「ゼロカット(口座残高以上の損失を求めない仕組み)をうたいながら、2015年のスイスフラン急変動の損失を利用者に請求した」「出金できないという声が続いている」と指摘しています。
当サイトでライセンスについて確かめた範囲では、FXDDの運営会社がマルタ金融サービス庁(MFSA)から受けていた免許は、2026年8月25日付けで自主的に返上されたと同庁が発表しており、同庁は処分によるものではないとしています。「はく奪」ではありません。一方、2014年に同庁から2万5,000ユーロの罰金を受けたと業界メディアが報じています。報道では、免許返上後のFXDDは中南米の拠点で営業を続けているとされています。
いずれにしても、日本に住む人に勧誘を行うFX業者は、金融庁への登録が必要です。登録のない海外業者とのトラブルは、日本の法律や相談窓口で解決するのが難しくなります。口座を開く前に、FX会社の選び方と登録の確認方法の手順で、金融庁の登録業者一覧に載っているかを確かめてください。
法的に問題があるか(一般論として)
ここからは、ステラの販売のしかたに当てはまるおそれのある法律を、一般論として整理します。違法かどうかを最終的に判断するのは行政や裁判所で、当サイトが違法と断定するものではありません。
| 法律 | 問題になりうる点 |
|---|---|
| 景品表示法 | 根拠を示さずに「勝率90%超」「最強ツール」と表示すると、実際より著しく良く見せる表示(優良誤認)にあたる可能性があります |
| 金融商品取引法 | 登録のない業者が日本の居住者にFX取引を勧誘すること、また紹介によって報酬を受けることは、内容によって無登録営業や無登録の媒介にあたる可能性があります |
| 特定商取引法 | 無料のツール配布だけなら表示義務が及ばない場合もありますが、有料の販売に進む場合は電話番号などの表示が必要です |
ステラの口コミ・評判
元の調査の時点(2025年1月)で、ステラやフリトレを使って「稼げた」という声は見つかっていません。目立っていたのは、運営法人の旧名称「一般社団法人日本経済支援機構」についての声です。
| 対象 | 見られた声の傾向 |
|---|---|
| ステラ・フリトレ | 稼げたという声は見当たらない。フリトレには「稼げない」という声があると指摘されている |
| 旧名称(日本経済支援機構) | Q&Aサイトで、借金の減額手続きのサポートについて「高い費用を取られ、手続きは結局自分でやった」「返金保証があると言われたが返金されない」という趣旨の投稿がある。SNSでは同機構の広告に注意を呼びかける投稿も見られる |
旧名称の時代の声は、借金の減額サポートという別の事業についてのもので、ステラと直接つながる話ではありません。ただ、同じ法人が名称を変えて、今度はFXツールを配っているという流れは知っておいてよい情報です。
山崎の総評
おすすめ度を10%とした理由は次のとおりです。
- 商品名以外ほぼ同じ「フリトレ」の販売ページがあり、評判を引き継がないための改名の可能性がある
- 「勝率90%超」「月利167%」の根拠が数字の一覧だけで、確かめようがない
- 「自動」とうたいながら、規約では手動の判断と介入を求めている
- 紹介先は海外の業者で、利用者が負けても紹介する側には報酬が入る構造
- 運営法人は電話番号を出しておらず、名称変更前の事業にも苦情の声がある
一方で、ツールそのものは無料で、高額な商材を買わされる流れは確認できていません。そのぶん悪質性の評価は5%ではなく10%にしています。
安全に投資を始めたい人へ:山崎が代わりに検討をすすめる選択肢
急がなくて大丈夫です。まずは次の順で考えてみてください。
- FXをやるなら、金融庁に登録された国内の業者を使う:トラブルの相談先がはっきりしていて、預けたお金の信託保全などのルールもあります。確かめ方はFX会社の選び方と登録の確認方法で解説しています
- レバレッジと損失の仕組みを先に知る:「勝率90%」と言われたときに、どこで減るのかを自分で考えられるようになります。FXの基本とレバレッジの損失リスクから読んでください
- 自動売買ツールの勧誘の見分け方を知っておく:FX自動売買ツールの勧誘が危ない理由と見分け方と、自動売買の基本とリスクにまとめています
無料EAの配布からサロン参加へ案内されるFX自動売買の案件は、「ハピネスプラス(FX自動売買)は怪しい?無料EAの先のサロン参加費を調査」の記事でも取り上げています。
よくある質問(FAQ)
Q1. ステラは詐欺ですか?
当サイトでは詐欺と断定はしません。ツール自体は無料で、高額商材の購入も確認できていません。ただ、実績の根拠がないこと、フリトレとほぼ同じ内容であること、海外業者への口座開設と入金が前提であることから、おすすめ度は10%としています。
Q2. 無料なら試しても損はないのでは?
ツールは無料でも、動かすには口座に10万円を入れる必要があります。損失が出ればそのお金が減り、海外業者の場合は出金でもめても日本の窓口で解決しにくくなります。「無料」なのはツールだけで、リスクがないわけではありません。
Q3. フリトレとステラは同じものですか?
元の調査では、商品名以外ほぼ同じ販売ページが並んでいて、うたい文句も同じだと指摘されています。中身のプログラムまで同じかは確認できていませんが、別物として期待するのは避けた方がよいと山崎は考えます。
Q4. FXDDはライセンスをはく奪された業者ですか?
当サイトが確認した範囲では、マルタの免許は2026年8月に自主的に返上されたもので、同国の当局は処分によるものではないとしています。ただし、金融庁に登録された業者ではないので、日本の居住者が使うと、トラブルのときに守られる仕組みが弱くなります。
Q5. 勝率90%なら、少なくとも損はしにくいのでは?
勝率は勝った回数の割合で、利益の大きさは表していません。小さな勝ちを積み重ねても、1回の大きな負けで口座のお金が減ることはよくあります。勝率と一緒に、最大でどれだけ減ったか(最大ドローダウン)を見てください。
Q6. もう口座を開いて入金してしまいました。どうすればいいですか?
入金した日時・金額・振込先、ステラやFXDDとのやり取りの画面を保存してください。出金を申請して止められた場合は、消費者ホットライン(188)や金融庁の金融サービス利用者相談室に相談を。「出金には手数料や税金が要る」と追加の入金を求められても応じないでください。動き方は返金の手順の記事に整理しています。
相談先まとめ
- ① 消費者ホットライン(局番なしの188):契約・返金のトラブル全般
- ② 警察相談専用電話(#9110):詐欺の被害が疑われるとき
- ③ 法テラス(0570-078374):弁護士・司法書士への相談の窓口
- ④ 日本弁護士連合会:各地の弁護士会の法律相談
- ⑤ 金融庁 金融サービス利用者相談室:FX・投資の業者についての相談
同じように「無料」から投資の入金につながる案件の見分け方は、投資詐欺の手口とチェックポイントと副業詐欺の見分け方7つにもまとめています。
山崎から一言



無料のツールを渡されたら、「この人は、私が負けたときにもお金を受け取るのか」と考えてみてください。答えが「受け取る」なら、そのツールの勝率は、渡す側にとってそれほど大事な数字ではないのかもしれません。
※本記事は特定の金融商品の売買をすすめるものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。










